鉄道模型のジオラマを制作する際は、模型用の素材を利用して実際の街や地形などの風景を表現します。駅や橋、高架、信号などの鉄道に関係する設備以外にも、必要に応じて駅前の街や畑や山、海や川などの地形を設置することができます。リアルな風景を再現する上で、市街地でも田舎でも必要なものは自動車です。鉄道がメインの模型ではあっても、自動車は現実的なジオラマを制作する上で欠かせない素材のひとつです。
鉄道模型専門店には、鉄道模型ジオラマ用のバスやトラックなどが販売されています。Nゲージ用としては1/160の縮尺の模型が販売されているので、忠実にスケールを合わせることができます。模型の中には単に設置するだけのものもありますが、動力ユニットと専用の軌道(道路)を設置することで、ジオラマ上で模型のバスを走行させることも可能です。動力ユニットを付けたNゲージ用のバスは、踏切に連動させて遮断機が下りている間に停止させたり、停止線の部分で一時停止させることもできます。
日常の風景をリアルに再現する上で、建物や地形にマッチした自動車は必須の存在です。市街地や地形のモデルが完成したら、最後の仕上げとして配置してみることができます。