鉄道模型のジオラマでは、山間部や田園風景などの地形をモチーフにすることがあります。内陸部だけでなく、海岸などの風景をジオラマで表現することもできます。鉄道模型ではレールに電気が流れるので、本物の水や液体を使うことができません。そのため、鉄道模型の場合には専用の固形材料(樹脂)を使用してリアルな水を表現します。
模型専門のお店に行けば、ジオラマ用の素材として水を表現するための樹脂が販売されています。模型用の樹脂として、ウォーターエフェクトと呼ばれる製品があります。これは模型で水を表現するための材料で、液状の樹脂を流し込んでから自然に固まるのを待ちます。必要に応じて塗料を混ぜて水に色を付けることも可能です。樹脂はゆっくり固まるので、固まるまでの間に凹凸を付けることで、よりダイナミックな波を表現することができます。固化した後に表面に白色の塗料で着色することで、波打ち際の飛沫や船が航行する様子を表現することもできます。
水域を含む鉄道模型ジオラマは透明感があって開放的なイメージを持たせることができるので、スペースに余裕があれば海を含めてみると良いでしょう。樹脂が固化するまでの間は、ホコリやゴミ、虫などが付着しないように注意しましょう。